サーブの狙い目と駆け引きについて | バレーボールが上達する練習メニュー
バレーボールにおけるサーブは、ゲームの流れをつかむことができる重要なプレーであり、相手コートの守備の穴(狙い目)へ打つことで得点アップにもつながります。
それにはサーブをコントロールして打つ技術の上達が必須でしょう。
1.サーブの狙い目とは
バレーボールのサーブの狙い目は、まず選手と選手の間。
お見合いしたりやぶつかったり、どちらがレシーブするのかはっきりさせないと落としやすい場所です。
次に選手の肩越し。
アンダーハンドでもオーバーハンドでも取りにくく、レシーバーの判断が遅いと取り損なったり、弾いたりするでしょう。
さらに、無回転やドライブがかかった変化のあるボールだとレシーブの面にきちんと当てにくくセッターの元にきれいに返すことが困難になるでしょう。
肩でレシーブしても反則にはなりませんが、コントロールが難しいので、どうしてもというときだけに使うのも手だと思います。
そして、相手のエースやセンターの選手などが効果的です。
アタッカーにレシーブさせることで、クイックや平行などスピードを要する攻撃準備を遅らせ、こちらが強打を回避できることもあります。
チームによっては、エースにレセプションさせないようにリベロをつけたり、近くの選手がレシーブしたりするところもあります。
相手チームの動きを観察し、どんな作戦が効果的な見極めましょう。
私たちのチームでは、レシーブが比較的得意でない選手を狙って打つこともありました。
バレーボールはメンタル的な部分でプレーが左右されることもあるので、狙われるといつもできているプレーもできなくなるものです。
それを隣の選手がフォローしようとしてミスをしたり、2次的な効果も期待できたりします。
2サーブでの.駆け引き
サーブを打つ前から心理戦が始まっています。
サーブはバレーボールで唯一の個人プレーであり、すべて自己責任です。
そのためプレッシャーも強く、ゲームのシチュエーションによっては絶対にミスできない場面もあります。
23-24点でミスしたら負け、の時は入れるサーブで行くか、攻めるサーブで行くか悩むところです。
ただ入れるだけのサーブだと相手から強打を打ち返されることがあったり、攻めるサーブを打ったらミスしてしまったり、どうしたら得点をとれるか頭の中はいっぱいでしょう。
本番は相手からの来いっ!という威嚇(相手を否定する言葉ではありません)を受けますが、動揺を表に出さず、落ち着いています、という姿を見せるだけでも相手にプレッシャーを与えることができるでしょう。
日頃からバレーボールの試合を想定した練習を重ね、狙い目にサーブを打てるようにコントロール力を上達させておきましょう。