オーバーハンドパスの練習メニュー|バレーボールが上達する方法
バレーボールの基本的なパスにはオーバーハンドパスとアンダーハンドパスがあり、どちらもできるように日頃の練習が必要です。
オーバーハンドパスは高いボールをパスするときに行う方法です。
ボールを指でキャッチするため苦手意識のある人が多いですが、肘・膝の使い方に気をつけて練習しましょう。
1.基本の腕のかたち
まずは基本の腕の形を覚えましょう。
誰かに額の前にバレーボールを持っていてもらいます。
おでこの前、15-20cm程度のところに両手の親指と人差し指で三角形をつくり、ボールにあてます。
中指・薬指・小指はボールを包み込むように丸みをつけます。
中指はボールに触れますが、薬指・小指はボールに触らない程度でOKです。
顔は30°程度上を見上げます。
まずはきちんとおでこの前でボールをとらえることが大切なので、練習の始めはその場を動かずに山なりのボールを投げてもらってきちんとおでこの前で基本の形でボールをキャッチする練習をしてみましょう。
2.基本の足のかたち見出し
次に足ですが、どちらか楽な方の足を半歩程度前へ出し、腰を落とすようにして軽く膝を曲げます。
それに先ほどの手の基本の形を合わせて行います。
次はこの手足の形で少しボールを50cmほど左右に振ってもらってボールをキャッチしてみましょう。
きちんと腰を落としていれば、ボールが左右にずれてもすぐに動くことができます。
キャッチした瞬間のイメージは肘や膝が基本の形より少し深く曲がっている状態です。
3.手足の基本ができるようになったら
ある程度おでこの正面でキャッチできるようになったら、キャッチした状態から肘・膝を伸ばしてボールを遠くに飛ばしてみましょう。
きちんと肘・膝が曲がった状態でボールをキャッチしていたら遠くに飛ばせますが、どちらかが伸びた状態だとあまり飛びません。
手首は外側に向けるように返します。
ボールの正面に入る、肘・膝を曲げて基本の姿勢でボールをキャッチする、体全体を伸ばしてボールを遠くに飛ばす、この3つの動きがスムーズにできるようになったら様々な山なりのボールを投げてもらって、目標の地点にボールをパスできるように練習しましょう。
4.実際の試合でオーバーハンドパスを使う時
バレーボールでオーバーハンドパスを最も使うのはセッターです。
アタッカーのためにふんわりと山なりのボールをあげるセッターはどんなボールがきても、ボールをキャッチするときにボールの勢いを体で吸収し、同じようなトスがあげられるよう練習しています。
レシーバーの場合でも胸より高いアタックが来たときにはオーバーハンドパスで受けなければいけないときもあります。
指に力が入り過ぎると突き指をすることもあるので、キチンと指の準備運動をして、ボールの勢いを肘や膝で吸収できるよう、基本の姿勢を繰り返し練習して身につけましょう。