バレーボールで重要な身長を伸ばすための食事の摂り方
バレーボールでは身長が高いと、スパイクでのヒットポイントやブロックでの腕の出具合等で攻撃において有利に働きます。
身長は生まれつきのものもありますが、食生活と生活習慣で伸ばしていけると言われています。
1.身長にいいとされる栄養素
身長を伸ばすのに1番大切なのはタンパク質です。
骨や筋肉などの材料になり、成長ホルモンの分泌を促し、子供は体重×2のタンパク質量が必要です。
このタンパク質をメインに、カルシウム、亜鉛、マグネシウムをバランスよく食べましょう。
肉類は牛、鶏、豚など、魚介類は小魚、貝など、大豆類は納豆、豆腐など、そして牛乳、卵がタンパク質です。
そして亜鉛は、骨の成長に直接関わっているミネラルであり、牡蠣、豚レバー、納豆、和牛モモ肉がそれにあたります。
子供の必要量は15mg/日。
カルシウムは丈夫な骨と歯を作るために必要なミネラルで、年齢にも寄りますが、600~1000㎎/日必要です。
牛乳やヨーグルトなどの乳製品、シラスやわかめなどの海産物、小松菜や野沢菜などの野菜、納豆などの大豆製品、ゴマがそれにあたります。
マグネシウムは、カルシウムと密接に関与し、骨の健康を維持する働きがあります。
魚介類、ほうれん草、バナナなどがそれにあたります。
これらの栄養素を3食でバランスよくとるのが理想です。
2.身長を伸ばす栄養素の摂り方
バレーボールで必要な身長を伸ばすための食事の摂り方についてですが、肉や魚、乳製品、卵に含まれる動物性タンパク質は、体で利用されやすいアミノ酸が豊富なので体の血や肉を作ってくれますが、動物性脂質も多く含まれるので摂りすぎるとカロリーオーバーになるため、注意が必要です。
しかし、豆腐やおから、納豆などの大豆製品に含まれる植物性タンパク質は高タンパクで低カロリーであるため、お勧めの食材です。
牛乳は背が伸びると言われていますが、牛乳だけ飲んでも背は伸びません。
牛乳に含まれるカルシウムは骨を強くするためのものなので、身長は伸ばしてはくれません。
カルシウムとマグネシウムをセットで摂ることが重要です。
マグネシウムは骨にカルシウムを定着させる働きがあります。
そして、栄養をきちんと吸収できる腸内環境作りも欠かせません。
栄養は良いものも悪いものもすべて腸で吸収されます。
腸の機能を正常に保てないとせっかく摂った栄養素が使いきれないことも。
発酵食品や食物繊維を含む食品をしっかり摂ることで腸がキレイになり、糖質や脂肪の吸収を抑えるほか、善玉菌が活動しやすい環境が作られます。
最後に気を付けたい栄養素として、リン酸が挙げられます。
リン酸は、スナック菓子やカップ麺などに含まれ、カルシウムや亜鉛などとくっつき、体の外に流してしまいます。
食べ物の選び方1つで身長は伸ばせます。
食生活を見直し、バレーボールで重要な身長を確保していきましょう。