サーブ時のルールとサーブ権について | バレーボールが上達する練習メニュー
バレーボールのサーブを打つ際のルールとサーブ権について、練習メニューと交えて紹介していきます。自チームのミスで相手に点を許してしまうことを防ぐために、知識を深めておきましょう。
1.サービスのフォールト
バレーボールのサーブ時のルールを、練習メニューと交えて説明していきます。まずはサーブのフォールトについてです。
①サーブが相手コートに入らなかったとき。
②ボールがアンテナに触れるか、その外側を通過したとき。
③ネットを越す前に、ボールが味方プレーヤーに触れたとき。
④サーブの順番を間違えたとき。
⑤主審がサーブ開始の笛を吹いた後、8秒以内にサーブを打たなかったとき。
詳しく説明していきます。
②についてはネットインは認められるようになりました。⑤の付けたしとして、サーブのやり直しはトスをあげてからはできず、それもフォールトとなってしまうので注意しましょう。
2.フットフォールト
バレーボールのサーブ時のルール、次はフットフォールトを2つ説明します。
①エンドラインを踏んだり踏み越したりしたとき。
②サービスラインや、サイドラインの仮想延長戦を踏み越したとき。
エンドラインはラインを踏むだけで反則を取られますが、サイドラインの仮想延長戦なら、踏み越さなければ踏んでもセーフなので、この違いに注意しましょう。
3.ポジショナルフォールト
バレーボールのサーブ時のルール、最後はポジショナルフォールトです。サーブ時に、サーバー以外のプレーヤーが正しい位置にいないときに反則を取られます。
プレーヤーの位置関係、左右は前衛同士、後衛同士、前後はレフト、センター、ライト同士が保ちます。そしてサーブが打たれるまで、両チームともこの関係を保たなければなりません。
4.サーブ権について
サービスに関する反則は、いずれのフォールトでも、相手に得点を与えてしまうとともに、サーブ権も移してしまうことになります。
ここ何年かでバレーボールがサイドアウト制からラリーポイント制になりました。この制度になってから、スパイクが決まった時や、自分のチームまたは相手チームにミスがあった時は、サーブ権がどちらに合っても点数が入り、サーブ権も点数が入った方のチームに移動するようになりました。
サーブ権をすでに持っているチームが得点を得た場合、サーブ権の移動はなく、そのまま連続サーブになります。
ですので、日ごろの練習メニューからラリーポイント制のゲーム形式に慣れ、旧ルールと混ざらないようにしていくことが大切です。