スパイクの空中姿勢について | バレーボールが上達する練習メニュー
バレーボールで体重の乗った力強いスパイクを打つためには、バランスのとれた空中姿勢をとることが大切です。
男子は筋力があり体を反らせることができますが、女子には女子なりの正しいフォームを身に付ければ上達するでしょう。
1.滞空力のあるジャンプを生み出すには
ポイントは3つ。
大きなバックスイング、左腕を上げること、左腕の絞り込みです。
助走でつけた勢いをそのままジャンプ力に移行させるのは、大きなバックスイングです。
ジャンプのために踏み込むタイミングに合わせて、後ろから前へバックスイングするのです。
もちろん、ジャンプ力はこれだけではなく、基本的な足の筋肉が必要ですが、筋肉が発する力をもれなくジャンプに変換していくには、バックスイングの形やタイミングがしっかりとしていることが必要です。
さらに、打つ前に左手をあげることによって両肩のラインを平行に保つことができ、空中で姿勢が崩れにくいです。
また、打った後に左手を絞り込むことによって、打った後もバランスが崩れず、体重がのったスパイクになり、両足での着地が可能になります。
高くジャンプすればするほど、着地の際の体への負担は大きくなります。
特に膝や腰への負担は大きいはずです。
いつでも両足で着地することと、着地の衝撃を吸収する足の筋肉は必要でしょう。
2.ジャンプに必要な筋力
ジャンプは全身運動です。
全身を満遍なく強化することが最適なトレーニングと言えます。
まずは、背筋。
背筋を鍛えることはボディバランスを良くし、パワフルなプレーを可能にします。
また、バレーボールでは空中での上体コントロールが安定し、ネット際の競り合いに強くなりますし、体重の乗ったスパイクを打つことができます。
次に腹筋。
上体を起こしたり、大腿部を引き寄せたり、腰や上半身を回転させたりといった、上半身の大きな動きを担う主要な筋肉と言えます。
腹筋を鍛えることは、背筋と同様、上半身の動きを力強くするために非常な重要な筋肉です。
背筋と腹筋はセットで鍛えましょう。
そして足の筋肉である、大腿部、お尻の筋肉、下腿筋が下半身におけるパワーを要する主要な動作に関わっていますので、当然ジャンプするために最も重要な筋肉と言えます。
ジャンプの練習をするときは、下にマットを敷いて行うと、足への負荷が減るのでお勧めです。
また、最初はボールなしで素振りから始め、イメージが固まってからボールを使って練習してみましょう。
変なフォームが身についてしまうと、上達するものもしなくなってしまいます。
スパイクでの空中でバランスがとれると、バレーボールのプレーの幅も広がりますので、筋トレ、イメージトレーニングを欠かさず行いましょう。