スパイクの練習メニュー|バレーボールが上達する方法
スパイクはバレーボールでの攻撃の基本スタイルですので、練習を繰り返し行い、体得する必要があります。
バレーボールのスパイクにはいくつかのフォームがあります。
ここでは一般的なバレーボールのスパイクである3つのスタイルについて紹介します。
それぞれのフォームを練習し、特徴や利点を覚えて実戦で使いこなせるようになりましょう。
1.ストレートアーム
ストレートアームとは腕をほぼまっすぐにして打つ方法です。
アタックする手を自分の前から頭の上に振り上げて、そのままおろしてボールを打ちます。
初心者でも簡単なフォームです。
上げたときの腕は、正面から見たときに真横よりも60°ほど上げた位置が最も力が入りやすい場所になります。
真横から見たときは身体の直線状から若干前でボールに当てるイメージです。
肘はピンと伸ばす必要はなく、自然に曲がっている感じで大丈夫です。
鏡の前でボールをイメージしながら素振りしてみてください。
ボールに当たった瞬間が上記の状態であれば、力の入ったスパイクを打つことができます。
2.サーキュラーアーム
利き手の肘を、肩を中心に下から回転させてうつスタイルです。
ストレートアームは自分の前で手を上げるため、その方法で慣れた方では違和感があるかもしれません。
しかし、手を引くときのイメージは野球でボールをオーバーハンドで投げるスタイルで動かすとスムーズに手が引けます。
3.ボウ・アンド・アロウ・アーム
ボウ・アンド・アロウとは「弓と矢」という意味です。
弓を引いて打つような形になります。
具体的には自分の前、顔の高さあたりに手を振り上げ、そのまま後ろに引いてアタックを打つ、というものです。
この手を引く動作が弓を引く動作に似ています。
4.アタックフォームの使い分け
まずはそれぞれを基本のスタイルに気をつけて練習してみましょう。
そして自分なりに最も強いアタックが打てるフォームが見つかったら、まずはそれを習得していきましょう。
ちなみに、世界のトップ選手のフォームで多いのはサーキュラーアームスイングといわれています。
ストレートアームやボウ・アンド・アロウ・アームは引いた手を一瞬止めて、逆方向に腕を動かす必要があります。
引いて、止めて、前へ出す、という動きです。
そのため、肩への負担が大きいと考えられています。
それと比べるとサーキュラーアームスイングは腕をぐるっと1周回すので、止まる瞬間がなく肩の負担が少ないと考えられています。
1つのスタイルを習得したら、いろんな状況を想定して、他のフォームも身につけていきましょう。