強力なスパイクが打てるようになる腕の振り方 | バレーボールが上達する方法
スパイクはバレーボールの攻撃の基本です。
強力なスパイクを身につけると相手はマークし、逆にフェイントなども決まりやすくなります。
ただスパイクを打つだけでなく、強いスパイクを目指すためには腕の振り方も重要です。
実際のバレーボールの試合で強力なスパイクが受けるようになるための腕の振り方を練習メニューに取り入れましょう。
1.スパイクの腕の形
まずはスパイクの腕の形を見直しましょう。
スパイクでボールが当たった瞬間の形を作り、鏡で見て下さい。
正面から見たときには腕は水平から約60°程度上げた位置になります。
肘は伸ばし過ぎず、自然に伸ばした程度にします。
横から見た場合には手のひらが肩の真上からわずかに前になります。
次にバレーボールを当てる位置を確認します。
人差し指から小指までの手のひらの付け根、手のひら上1/3程度にボールの中心が当たるように調整します。
2.スパイクの腕を素早く振りぬく
強いスパイクを打つためには力が必要ですが、スパイクの始めから最後まで力を入れていたのではスイングが遅くなり、結果スパイクがかぶったりして強いボールではなくなってしまいます。
腕の振り方で必要なのは力を入れるタイミング・抜くタイミングです。
助走の間、テイクバックの時、そしてアタックの後は腕の力はできるだけ抜きます。
逆に力をいれるのは腕を振り下ろすとき。
テイクバックからボールに手をあて、送り出すまでの短い時間で十分です。
その感覚を身につけるためには、練習メニューに壁打ち入れて繰り返して行ってみましょう。
この時は特に手を引くとき、テイクバックで力んでいない事、逆に振り下ろすときはしっかり力が入っていること、そしてボールを打った後に腕を振りぬけているかに気をつけます。
力みがなかなか抜けない人は、とりあえず力を入れるよりも早く振りぬくように意識してみましょう。
振りおろすときの力の入れ具合がわからない場合は、ボールに当たってもさらに10cm程度ボールを押し込むような感覚で打ってみましょう。
そして、ボールに当たった後は手を止めずに振りぬきます。
3.反対側の腕と体幹の使い方
アタックする腕ばかりを意識しても、強いアタックには限界があります。
反対側の腕の使い方も重要です。
右手でアタックする場合は、ジャンプの際に背後から両腕を振り上げ、左手はボールにかざすイメージで伸ばします。
そして左手の振り下ろす力を利用して体を左にひねり、右手でスパイクを打ちます。
つまり左手を利用しながら体幹のひねりも力にして右腕をふります。
これも壁打ちで練習ができます。
ただし、空中で同じように体幹を使うには、体幹の筋力もある程度必要になります。